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子どもと海や川へ出かけるならライフジャケットを

水遊びには子供の安全を守るライフジャケットが必須

夏になると、海や川での子どもの事故がニュースになることが多く心が痛みます。
安全に気をつけていても、ちょっとした不注意が事故につながることもあります。
お子さんと海や川へ出かけるなら、ライフジャケットを必ず持って行きましょう。

ライフジャケットは水中で身体を浮かせて、水中に沈まずに救援を待つことができるアイテムです。
身体を動かさずに水中に浮かぶので、体力を消耗せずに救援を待てますし、自然に浮き上がるのでパニックに陥るのを防いでくれるのが利点です。
ライフジャケットを着用することで、水難事故での生存率が格段にアップするといわれています。

ライフジャケットの選び方

ライフジャケットには、「浮力体式」と「膨張式」の2種類があります。
浮力体式は発泡プラスチックなどの水に浮かぶ素材が使われているライフジャケットです。
このため、水中ですぐに浮かぶことができます。

膨張式は、ガスなどで膨張させて浮力を得るライフジャケットです。
使わないときはガスを抜いてペタンコにできるので、かさばらず持ち運びや保管に便利です。

また、膨張式には手動で膨らませるタイプと、自動で膨らむタイプがあります。
手動タイプはひもで引っ張って膨らませますので、あらかじめひもの場所を確認するなどして使い方を把握しておくことが大切です。
水中でパニックになると、ひもを引っ張ることを忘れてしまい、せっかくライフジャケットを着ているのに意味がなくなってしまう事態も考えられます。
これに対して自動タイプはセンサーが付いており、水に反応して勝手に膨らみます。

ライフジャケットの選び方

子ども用のライフジャケットは「浮力体式」か、「自動で膨らむ膨張式」がおすすめです。
「手動で膨らませる膨張式」のライフジャケットはひもの操作に手間取ることがあるので、お子さんにはおすすめできません。

ライフジャケットを選ぶ際は、必ず安全基準を満たしていることを確認しましょう。
安全検査・検定によって、浮力や顔を水面上に出した状態を維持する機能などの安全性が高いと認められた製品には、「CSマーク」または「桜マーク」が付いています。
購入時にはこれらのマークが付いていることを確認しましょう。

CSマークは日本小型船舶検査機構が認定を行っており、ライフジャケットに必要な性能があることを示しています。
一方で桜マークは、国土交通省が安全基準を満たしていると認めた製品に押印されます。
桜マークの方が安全基準が厳格で、小型船舶に乗る場合は桜マークが付いたライフジャケットを着なければならないと決められています。

海辺や川などで遊ぶ場合は、CSマークのものでも安心して使用できます。
しかし、釣りなどのアクティビティで船に乗る場合は桜マークが付いたものを購入しましょう。